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最新技術を導入するための壁

26日ですが、Oracle Enterprise Computing Summitに参加しました。基調講演を聞いていて思ったのですが、いつも不思議に思うのはUSでは最新のシステムや製品をすぐに導入していきます。日本の感覚からすると、最新のものは安定していない可能性が高く簡単には導入できません。

なぜ簡単に新製品が簡単に導入できるのかの答えはないですが、考えてみたいと思います。
・そもそも文化が違う(失敗に関して寛容)
・トータルコストを考える
・技術力がある
・製造元と連携しやすい
すぐにはこのくらいしか思いつきませんでした。まだあるとは思いますが、一旦これで話を進めます。

まずは、文化については考えてみます。チャレンジする国民性で失敗に対して寛容なのかもしれません。歴史的な背景もあるのかもしれませんが、少なくともアメリカはビジネスで失敗しても這い上がれる可能性があります。日本だと会社を倒産させてしまうとほぼノーチャンスです。曖昧な話ですがこういった背景もあるように思います。

次にトータルコストについてです。大きなシステムをいくつか見てきましたが、システムとしては五年間などの長期で見たトータルコストは考えます。ただ、その中に障害などのマイナス要素は含まれていません。当然システムを対して投資をするときにコストと効果の比較はしていますが、リスクを織り込んでいるのは見たことがありません。数十億円規模のシステムの停止リスクなど考えられないのかもしれませんが、現実は止まる時は止まります。
金融の業界では、金融商品を販売するときに商品リスクを説明します。金融庁からの指示もあり絶対に行わなければならないのですが、基本的には投資家がリスクを理解してリスクテイクして購入します。しかし金融業を営む会社は、自分が投資して購入するシステムに関して、リスクを分析してリスクテイクできていないと思います。不思議なことです。アメリカではこのあたりがもっと合理的でドライなのではないでしょうか?

次に技術力です。日本とアメリカで大きく異なると思うのは、ITやシステムを製品と考えているか、ツールと考えているか、だと思います。日本ではシステムを工業製品のように考えます。元々品質に関してはうるさい国民性ですが、システムを一つのパッケージ(製品)と考えると、工業製品と考えてしまい品質が気になるのはわかります。対してアメリカではツールと考える文化があり、どう道具として使うかを考える気がします。日本のようにIT部門を会社として分割せずに、社内の部門としている点からも違いがあると思います。
ミクロな視点で考えれば日本のエンジニアのほうが技術力があることも多いですが、やはり自分で使いこなしたほうが技術力は上がります。また自分がいつも使っているために、やりたいこととITが結びつきやすく、イノベーションも起きる気がします。

最後は地理的、言語的の壁です。地理的な壁は文字通り距離の問題です。人間顔が見えたほうが安心しますし、言いたいこともいえます。次に言語の壁です。多くの日本人は日本語しか話せません。膨大な英語の資料を見れば幅広いナレッジを収集できるかもしれませんが、多くの日本人には困難です。つまり最新の技術情報が入りにくいのです。

以上のことを考えると日本では最新技術が導入されにくいような気がします。
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