2011年12月

数学ってだから苦手?

このブログを見て驚きました。
6×8は正解でも8×6はバッテン?あ るいは算数のガラパゴス性

まず、そもそも賛否両論あることに驚きです。ちなみに私は6×8を8×6で間違いにすることは誤りだと思います。つまり、ブログの著者寄りの意見です。

多くのコメントが寄せられていて、中にはそういう考え方もあるんだと思わせるものもありますが、そう思うのは教えることに苦労している大人の立場としての意見です。つまり、大人の論理を子供に押しつけているとしか思えません。少なくとも私には8×6が間違いであると、子供たちに納得できる説明をしてあげることはできません。

そもそも最も大事なことは掛け算の記載順序に意味を持たせることではありません。一番大切なのはその掛け算がどういうロジックで成り立っているかです。例えば
6+6+6+6+6+6+6+6

8+8+8+8+8+8
では同じ48ですが意味は全く違います。あえて順序を意識して書くと6×8と8×6になりますが、このようにして2つの意味に違いを持たせるということは、考えたロジックを確認しやすくしたいという大人中心の考え方が背後に見え隠れするように思います。

少なくとも上の二つの違いが理解できていれば、あとは計算の世界に入るべきです。計算はなにも難しい算式を解く必要はなく、数学的に解が同一になるのであれば自由に組み換えられます。それが数学の魅力の一つだと個人的には思います。数学は組み換えが自由にできるので様々な定理(つまり先人たちの知恵)を利用できるのです。

個人的には大学入試までの数学において、できるできないの要因として、2つの能力が備わっているかいないかだと思います。一つは読解力でもう一つは解き方の暗記です。今回問題になっているのは読解力のほうで、その確認を式に持たせています。文章を読んで6と8を掛け合わせることがわかることが一つのハードルです。そこがわかれば後は解くだけです。それを解くには暗記していれば解答が早いですし、そうでなければ時間がかかります。そう考えると式に意味を持たせることがいかにナンセンスかわかると思います。
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