2011年09月

委任契約と準委任契約の違い

今日は契約のお話です。人が関連する契約でよく登場するのに請負契約、準委任契約、派遣契約というものがあります。

請負と準委任の違いは納品物が明確に定義されているかされていないかです。簡単に言うと、請負は決められたものを納品するもので、請負う側は期日までにきちんと完遂する義務があります。準委任は完遂する義務がありません。そのため契約の依頼側にリスクがあります。もちろん準委任だからと言って何をやってもいいわけではなく、善管注意は発生します。要は真面目に作業する義務はあります。

次に準委任と派遣も混同しやすいですが、派遣にはいろいろと制約があります。このあたりには契約内容(どういう分類の派遣契約か)によって異なりますが、契約対象者を指名できなかったりする原則は同じです。要は派遣契約の場合、誰でも同じように作業できること(マニュアル化されたもの)しか作業できません。個人的には、派遣される側の人はこの点をよく理解していないと思います。よく派遣村が話題になりますが、そもそも派遣契約の場合はマニュアル化された作業しかできないため、スキルアップはありません。スキルアップしていないことは、一般的にキャリアとして評価されないため、リストラにあいやすいだけでなく、次の職が見つけにくいのも当然です。

さて、ようやく今日の本題ですが、委任契約と準委任契約の違いです。私は準委任はよく契約しますが、委任はしたことがありません。調べてみると内容に違いは無いようで、法律に関する内容を委任する場合が委任契約、それ以外が準委任契約になるようです。

委任契約の典型的なパターンは裁判の時に契約する弁護士です。裁判は自分の主張が100パーセント通る保証はありませんが契約します。100パーセントでないため請負契約にならない訳ですね。うまくいくかわからないけど、プロの意見を求める、ということです。

同様に準委任契約の典型的なパターンはコンサルタントを依頼する時です。コンサルタントも意見は言いますが何かを請け負うことはありません。また、内容的には医者にかかる時も同じです。病気が100パーセント治る保証はありませんが医療行為を受けます。そのため、医者と患者の間には準委任契約が結ばれているということもできます。

イメージとして準委任の「準」という文字があると、委任のほうが偉いとか優れているような感じがしてしまいますが、実際には内容を分類しているだけになります。こういった法律用語はいろいろありますが、個人的には回りくどい表現が多いと思います。法律をあえて理解しにくくして、一部の人間が権威を維持しているとさえ思えます。わかりやすくなればみなが契約書を理解しやすくなり、無駄な時間を取られずに済むと思います。
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